カテゴリー「3.サイレント・トーク 2015」の記事

看護師不足への対応 本来の解決策 Ⅱ

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同じく、厚生労働省のデータによると、看護師の退職理由は、1番多いのが出産と育児、2番目が結婚、3番目が他病院への関心、4番目が人間関係です。
結婚や出産のための休暇は分かりますが、そのために退職するとは、どういうことでしょうか。日本では確かに、看護師の多くを占める女性にとって、仕事と家庭の両立は、あいかわらず容易ではありません。しかし、それだけではなく、背後に他の理由もあると、私は見ています。それは、やはり、他の病院への関心や人間関係での悩みでしょう。
看護師の退職を防ぐためには、母親看護師の労働条件を改善するとともに、他方で、職場の理念(社会的使命)や経営方針を分かりやすく説明し、さらに人間関係の改善にも努めなければなりません。
  (図は厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」2011より 英文筆者不可)
What is the reason why nurses resign? As before, according to the data Ministry of Health, Labour and Welfare of Japan ...published, that is as follows.
The most reason is childbirth & child care. The second is marriage. The third is interest in other hospital. The fourth is human relations.
I understand the holiday for marriage and childbirth, but I don't understand the resignation. As a matter of fact, women hold a majority in nurses, and it is difficult for japanese women to combine a career and marriage or child care. But I uspect there is another reason behind these reasons. It may be interest in other hospitals or trouble of human relations.
For prevention of the resignation, manager must improve the working conditions for mama nurses. On the other hand, manager must explain the mission and management policy in detail and improve the human relations.

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看護師不足への対応 本来の解決策 Ⅰ

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厚生労働省のデータによると、2012年の新人看護師は51,000人、離職した看護師は161,000人、そして復職した看護師は140,000人でした。そうすると、看護師は一年間で30,000人増えたことになり、このままで行くと10年後には300,000人増えることになります。しかし、2025年には後期高齢者が増えるため、さらに約200,000の看護師が不足すると言われています。
  離職する看護師を年間161,000人から141,000人へと、20,000人(12%)減らすことで、私たちはこの問題を解決することができます。他方で、予防医療にも積極的に取り組まなくてはなりません。一部の政治家は准看護師や派遣労働の看護師を増やそうとしていますが、そんなことをしなくても解決が可能なのです。
  (※図は厚生労働省「看護職員の現状と推移」2014より 英文筆者付加)
According to the data Ministry of Health, Labour and Welfare of Japan published, there were 51,000 new nurses, 161,000 retired nurses, and 140,000 reinstated nurses in 2012. So nurses increased by 30,000. If things go on at this rate, aftre 10 years, nurses will increase by 300,000. But about 200,000 more will be needed because old-old people will increase in 2025. I think we will be able to solve this problem through reducing retired nurses from 161,000 to 141,000. On the other hand, we should promote the preventive medicine still more.

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The JICA Nursing Management Course 2015

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  12 members from 9 countries are participating in the JICA Knowledge Co-Creation Program - NURSING MANAGEMENT (Asia and Pacific Region) 2015 course. Today, I finished my program ( am: lecture, pm: training × 2 days ) . I thank all members, JICA staffs, and INFJ staff. Even though I'm not good at English, they gave me this chance.
  Today, at last time, we discussed the very important issue. The rule is different depending on the person, community, and country. We should not judge others by my rule. We may judge by the common rule. We have to make the minimum common rules. I think so.
  All members permitted me to upload this picture. Thank you very much.

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トラブルメーカーのキーパーソン

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福祉職や医療職の退職理由の上位項目として、職場の理念や運営方針、賃金や労働時間などの問題の他に、人間関係が必ずあげられます。人間関係と一言でいっても漠然としており、対策の立てようがないと思われがちです。しかし、研修参加者のレポートをたくさん読んでいると、現場で起きている問題が具体的に見えてきます。

人間関係を理由にスタッフの退職が相次ぐ職場では、トラブルメーカーになっているキーパーソンの存在がめずらしくありません。とても愛情に飢えており、相手の愛情や忠誠心を試そうとする言動を繰り返し、周りを敵と味方に分けて、陰に陽に敵を追い出そうとする人です。そのようなキーパーソンが職場にいると、その人の機嫌に他のスタッフも振り回されることになり、仕事に専念できなくなるのです。

人材不足が深刻な業界では、キーパーソンへの対応も、甘くなりがちです。また、規模の小さな職場では、他のスタッフと接しない部署への配置転換も、望み薄となります。しかし、一人のトラブルメーカーのために職場全体の雰囲気が悪化して、スタッフが定着しなくなる方が、よほど大きな損害です。見て見ぬ振りをするのではなく、きちんと対応することが、管理職には求められます。 職場全体で人間関係をよくする研修をやるのは、的外れな対応です。

まずは、集団的いじめの被害者をキーパーソンだと誤認することがないよう、スタッフとのコミュニケーションや観察を通して、現状を正確に把握する必要があります。そのうえで、管理職として看過できないことをキーパーソンに伝えて、問題を解決する努力を求めます。その際、管理職がキーパーソンのよき理解者になれるならば効果的です。そうすることで、本人に職業人として成長する機会を与えると同時に、管理職としての役割を果たしていることを他のスタッフにも示すのです。

キーパーソンの成育歴が関係していることも多く、解決はとても難しいのですが、手をこまねいているだけでは管理職失格です。

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第39回スタッフ育成・管理担当者研修会のお知らせ

保健医療職が主な対象ですが、第39回スタッフ育成・管理担当者研修会が10月9日・10日の2日間、栃木県にある自治医科大学の地域社会振興財団主催で開催されます。二日間、私が講師を務めます。申し込み締め切りが9月18日までですので、ご案内申し上げます。「地域社会振興財団 中央研修会」で検索してください。

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介護職のキャリアパス

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  「こんな人に評価されたくない」といって、辞めていく介護職も少なくないと聞き、メンターという言葉を思い出しました。メンターとは、仕事面と心理面の双方における指導者であり、支援者であります。オデュッセウス王の息子テレマコスの教育担当者であったメントル Mentor に由来しますが、親方や師匠といったイメージが近いでしょう。もう少し今風にスマートにいうと、職業上の最終的なロールモデルでしょうか。
専門家のメンターとなり得るのは、同じ職種の専門家です。介護の現場も知らず、介護をしたこともない他職種に、介護職のメンターは無理でしょう。介護職のキャリアパスを調べてみると、経営者や管理職を頂点とする一元的なピラミッド組織が大半です。しかし、末広がりのピラミッド組織では、経営者や管理職になれるのは一部の人だけです。しかも、現実に目を転じると、経営者や管理職は介護職ではなく、他業界から参入してきた人や、他職種であることも、めずらしくありません。
介護の仕事も介護職の気持ちも分かっている現場の最前線の人がメンターとなり、あるいは経営者や管理職になるような、多様性のあるキャリアパスを描く必要があります。そうしなければ、介護分野の人材不足解消やレベルアップは望めないでしょう。

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目的と目標と方法

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久々の投稿です。職場の「大学ニュース」先月号(748号)で編集後記を執筆した。以前は職場外にも配布されていた。電子版になってからは職場外から閲覧できなくなったので、ここに拙文を残しておく。
・・・
 目的と目標と方法は、私が教育と研究に携わる中で見えてきた、大切なキーワードである。例えば、クルマを購入するという目的のために、頭金の50万円を貯めるという目標が設定されて、その目標を達成するための方法として稼いだり節約したりすることになる。また、例えば、生活習慣病を予防するという目的のために、腹囲を1カ月で2㎝減らすという目標が設定されて、その目標を達成するための方法として運動したり食事管理したりすることになる。
   大学ニュース創刊当時の記事を読むと、職場規模の拡大に伴い、困難となった情報共有の促進が、創刊の目的であったことが分かる。特に目標は設定されていないものの、方法が紙媒体からイントラネット上の電子版になって以降、大学広報誌委員会では毎回、アクセク数を確認し、どの記事が多く読まれているかを把握している。今後、アクセス数を増やすためには、必要性が高く魅力的な記...事を、今まで以上に提供していかなくてはならない。しかし、それだけではなく、学内Wi-Fi環境を整えてスマートフォンでもアクセス可能にしたり、IDとパスワードによる学外からの閲覧を可能にしたりなど、方法についても検討する余地はある。
   なお、職場の目的は建学の精神や理念として掲げられており、それを実現するために各部署や各職員が目標を設定することとなる。そして、その目標を達成するために個人や集団に影響を及ぼすのが、職場のリーダーシップである。今年も医療人統合教育学習センターと人事部の共催により、私が講師を務めるリーダーシップ研修が11月26日(木)に予定されている。多職種とともに学び合うことを、今から楽しみにしている。
  (諏訪茂樹)

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「マネジメント力を高めるコミュニケーションスキル研修会」のご案内

9月17日(木)に盛岡で開催される「マネジメント力を高めるコミュニケーションスキル研修会」(主催:岩手県社会福祉事業団)のご案内です。「研修教育に30年ほど携わっていますが、開催2カ月前を切っているのに、チラシもできておらず、募集も始まっていない企画は記憶にありません」と私が伝えたら、「うちは開催1ヶ月半前からの募集が一般的です」と主催者。主催者が変われば、事情も変わるのですね。ともかく、有意義な研修にしたいと思いますので、拡散をお願い致します。

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中堅看護師研修

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ご無沙汰しています。facebookでほぼ毎日、投稿をしております。読者からの「いいね」は投稿の励みになりますが、問題は投稿記事の検索ができないことです。いつもは「いいね」が100未満ですが、いつもの4倍以上の「いいね」が返ってきて、シェアもいつもの数倍となった記事がありましたので、ブログに記録を残したいと思います。
https://www.facebook.com/shigeki.suwa
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静岡県内の市民病院で夜間救急診療に携わる若手医師が、小児患者の親に「クソ、死ね」発言をした際、若手医師に謝罪を促し、医師とともに親に謝ったのは、ベテランの看護師であった。
中堅のベテラン看護師は、社会常識に欠ける一部の若手医師を補完するうえでも、不可欠な存在である。先端業務を担うのは3年目以下の若手看護師で、他は超ベテランの看護管理職しかいないような病院は、医療安全上も問題だし、対医師との関係でも看護師の地位を改善することが難しくなるし、ロールモデルの不在から若手看護師が定着しないという悪循環に陥りがちとなる。
中堅看護師の定着を図る上でも、中堅看護師研修はとても大切である。そこでまず必要となるのは、スタッフを束ねて引っ張っていくという古いリーダーシップ論でもなく、スタッフを管理・監督するという古いマネジメント論でもなく、すべてのスタッフが管理職からの後方支援を受けながら、スペシャリストとして、あるいはプロフェッショナルとして、生涯、堂々とフロント(先端)で患者さんと向かい合っていけるような、組織的なビジョンとストラテジーである。なぜならば、患者さんに看護がやりたくて、看護師になった人が大半だからである。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=661999587267439&set=a.114298248704245.17117.100003722122988&type=1&theater

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謹賀新年 2015

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

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