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作れるだけ売る

Fukuoka20090125

 仕事で全国を周る際には基本的に一人で移動することになるが、一人旅だと初対面の人と話す機会が自ずと多くなる。先々週には雪のために函館空港で全便欠航となり、急遽、投宿することになった湯の川温泉で、初対面の男性客と一緒に会話をしながら夕食や朝食をとった。今回は、福岡市の唐人町を2年振りに訪れて、以前に買ったことのある珍しい明太子が欲しくて同じ店に立ち寄り、たった二パックを買うために店員の女性と長めの雑談を交わす。

 ワイン仕込みで明太子を作っているあき乃屋。品定めをしながら直接に買える店は、いずれも福岡市内の不便なところにある。「博多駅や福岡空港に売り場があればもっと売れるのに」と余計なことを言うと、「そんなに売れたら対応できない」と、つれない返事。「年末にも早々に売れ切れてしまい、注文をお断りした」とのこと。売れるだけ作るのではなく、作れるだけ売ることで、品質を確保するのが基本姿勢らしい。確かに、量産を迫られると、品質は二の次になりがちである(経済学でいうモラルハザード)。それでは一時的に儲かるかもしれないが、仕事がつまらなくなり、結局は売れなくなるであろう。あき乃屋に限って、食品偽装はありえないと思った。

 めったに来店できないのだから、たくさん買って食べたいと思い、大きな箱詰めを見ていると、「家庭で食べるのでしたらこちらで充分ですよ。かた崩れしただけで味は同じですから」と、簡易包装のお徳品用を強く勧められた。そうまで言われて、立派な箱詰めを買うわけにも行かない。お徳用を二パック買って、持ち帰ることにした。

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